2021/11/12
女性の本音
物事には本音と建前がある。
女性の本音を
的確にかつ深みある言葉で
発して来られた
女性の巨匠2人が亡くなられた。
お一人は
細木和子さん。
占術家の細木数子さんが、
呼吸不全で8日に他界。
細木数子さんは、
1986年から35年以上にわたり刊行。
「細木数子 六星占術によるあなたの運命」シリーズが大ヒット。
2012年に「占い本世界一」として
ギネス記録に認定。
17年には累計発行部数、
1億部を超える記録となっていた。
2000年代はテレビ番組
「ズバリ言うわよ！」などに出演し、
決めセリフ“地獄に落ちるわよ！”
に代表される歯に衣着せぬ物言いで、大ブームとなった。
83歳でした。
もう1人は
瀬戸内寂聴さん。
大正から令和まで、
4時代を生きた作家、
僧侶の瀬戸内寂聴さんが死去。
99歳だった。
2006年には文化勲章を受章。
瀬戸内寂聴さんは、
1956年に処女作『痛い靴』を発表。
女性の性愛を
赤裸々に描いたことで
「子宮作家」と揶揄され文壇から消されかけた期間も存在。
出家したのは51才のとき。
小説には
『花心』『夏の終り』など多数の代表作があり、数々の文芸賞を受賞！
1997年には文化功労者に、
2006年には文化勲章を受章。
「お坊さんには、守らなければいけないことがたくさんあるんです。
“嘘をついてはいけない”とか、
“人の悪口を言うな”とかね。
でもね、
小説家というのは、
嘘を書くのが職業ですよ。
悪口言いながら食べるご飯は、
本当においしいの。
そんなのやめられないじゃない。」
などなど、
小説だけでなく、
講話などでも本音トークが、
人の心に響く。
お二人とも、
沢山の人達に多大な影響を与えた人。
人一人の命は
一つの命かもしれないが、
このお二人の命は、
沢山の命を救って来られた命だと思う。
ご冥福をお祈りします。
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